20020101mac015sssss03.jpg近年CSやBSの『Jスポーツ』では自転車レースの最高峰『ツール・ド・フランス』をはじめ、国内外の自転車ロードレース中継が数多く放送され、その迫力や美しさに自分もロードレーサーに乗ってみたいと思っておられる方も多いとか...。でも今ひとつ踏み切れないという方に、背中をひと押しする講座をシリーズで掲載します。
そんな私は、今から35年ほど前に『ツール・ド・フランス』のダイジェスト番組をNHKで見て以来、ロードレーサーの虜になり、27歳で実用車からロードレーサーに乗り換え、29歳で初めて伊豆修善寺サイクルスポーツセンター(CSC)で開催されている『チャレンジロードレース大会』一般の部に参戦して以来、数々のレースに出場しては毎回ほぼビリッケツで、それでも楽しいので常に完走を目指して30年間乗り続けた、万年初心者のサンデーライダーでした。
その長い『万年ロード初心者』の経験を踏まえ、これから始めたい方に、『楽しいロードレーサー人生』を送るためのヒントとなればとの思いで綴っていきます。
そしてその第一弾は『ロードバイク』の効能についてです。

title001.jpg初心者ロード講座.001★ロードの効能とは。

『ツール・ド・フランス』をテレビで観戦して「かっこいい!ロードレーサーに乗ってみたい!」と感じた方!思い立ったが吉日です。早速その思いを実行に移しましょう。
ただその前に注意事項をひとつだけ先に伝えておきます。人力で走るロードレーサーですが、これは立派な軽車両です。道路交通法とマナーをきちんと書籍やネットで勉強し、事故や怪我のリスクも通常の生活よりも高くなる事をしっかり認識した上でトライしましょう!逆に心得と覚悟さえもって望めば、楽しい事の方が数倍も大きいので前向きに実行してみましょう。
まず今回お伝えしたいのは『ロードレーサー』に乗る事によって得られる効能です。それは...、

1).有酸素運動による脂肪燃焼で肥満防止。
2).足の運動による血行促進。
3).発汗作用による 新陳代謝の向上。
4).筋肉量増加による基礎代謝の向上。
5).心肺機能アップによる持久力の向上。
6).連続走行による動体視力の向上。
7).高速走行による集中力の向上。
8).長距離走行による忍耐力の向上。
9).路上走行による状況判断力の向上。
10).正しい食生活への意識向上。
11).体調管理の意識向上。
12).睡眠の質の向上。
13).危険回避・安全意識の向上。
などなど、掲げれば切りが有りませんが、その他にも集団走行による多くの人々とのコミュニケーションの向上や、四季を通じて季節感を肌で感じるとる能力、それから一番大きな収穫は、自分が設定した目標、例えば平均速度・最高速度・距離・時間などをクリアした時の達成感で、自分との戦いに勝った時に得られる自信は、仕事や日常生活に大きな好影響を与える事は間違いありません!
で、始めてみてある程度の領域まで来たら今度はこれを、健康的な趣味として続けていくのか、競技に出場してより自己をステップアップさせるのか大きな分岐点が待っているはずです。

今回はロードバイクの効能について記述しましたが、次回以降は順次、バイク選びやウエア選び、練習コース、練習方法、レースの出場などについて紹介していきます。楽しいロードバイクライフの参考になれば幸いです。

ロードとはどんな世界...?...、とりあえずサイクルショップの【Wiggle】を見てみよう!

DSC06412ssssss.jpg「え〜!!なにコレ!」と、思わず急停車! 折角2周回目のウォームアップも終えてこれからだという時に大井埠頭に珍風景!慌てて『みなとが丘公園』の駐車場にカメラを取りに行き撮影をしました。

ここは大井埠頭の南東の外れにある大井水産埠頭。基本的に中型クラスの冷凍貨物船が荷物の積み降ろしをする港だとのことですが、停泊していたのは東京から神戸・沖縄・台湾・香港などをクルージングする『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』で、聞くところによると、このクラスの大型客船は、ここよりも東京湾の奥にある旅客船専用の『竹芝桟橋』に行くには『レインボーブリッジ』の橋桁の高さが微妙に足らないので、やむを得ずここ大井水産埠頭に停泊するそうです。

DSC06460sssss.jpgDSC06379ss.jpgDSC06416ss.jpg

この一連の写真は2013年5月3日の日曜日のロードの練習中に撮影した物ですが、今年(2014年)も4月と5月に、この大井水産埠頭に臨時の港して停泊したようです。さすがに『レインボーブリッジ』の橋脚を上に延ばす訳にもいかないので、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催までには、臨海部の江東区青海のあたりに大きな港を建設するようです。
豪華客船のクルーズが流行っている昨今ですので、この臨時の港の珍風景もまだ暫くの間、この大井水産埠頭で見られそうです。

w05-ooi-Course-map-003.jpgしかしこんなに広い大井埠頭でこの珍風景は、この水産埠頭の最終コーナーから環状七号線に向う道でしか見ることが出来ず、もし水産埠頭の最終コーナーを曲がると時に、左側の安全確認を怠ると、一生遭遇することは無いことになるのです。ただこの日は大井埠頭内に都バスやタクシーが多く出入りしていて、いつもの大井埠頭とはちょっと雰囲気が違っていたので気づかない事はなかったとは思いますが...。また乗船客以外にも多くの見物客もバスを利用して来ていたようです。
でもこんなに大きな豪華客船が一カ所でしか見れないなんて倉庫群が如何に大きいかが解ります。

毎週日曜日に大井埠頭でロードの練習をしていると、多くの友達ができる以外にも、こんな珍風景にも出合えます。一度走りに来てはいかが...。

※以前、【大井埠頭ロードレーサー通信 01】に掲載した『大井埠頭ロード練習マップ』に『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』が停泊していた場所を印しました!

w05-ooi-bs-DSC06969.jpgw05-ooi-Course-map-002c.jpg【大井埠頭ロードレーサー通信 01】の前編では大井埠頭練習コースの約2kmまでを解説しましたが、後編ではそのおさらいと、ゴールまでの道程を詳しく紹介していきます。
前回と同様に左の『大井埠頭練習コースマップ』をポップアップウインドーにして参照してください。

『大井埠頭練習コース』は基本の9kmと、近年主流になりつつあるエリアを1つプラスした11kmがあります。尚、補給に欠かせないコンビニエンスストアは赤丸のCで表記した3箇所です。

まずは上の図の(1)の『みなとが丘公園』からスタート。そして一路北上!(2)の北部陸橋下のUターンまでは緩やかな曲線はあるもののほぼ直線で、視界も良く走りやすい地域です。大昔の定番コースの北部陸橋を渡りきったところ(3)でUターンのコースを走れば平坦基調の大井埠頭のなかにあって貴重な登り下りの練習ができますが、スムースに走れる陸橋下でUターンが最近の主流です。ちなみに陸橋上コースは+約500m距離が延びます。

DSC05580.jpgDSC05271.jpg(2)の北部陸橋下のUターンしてからは、ほぼ直線的に南下。昔は(4)のあたりは急に荒い路面になっていて、密かに『北の地獄』と呼ばれていましたが、2012年の冬頃から下水道の長期工事が始まって、2013年の9月現在でも、もっとひどい状態で約1kmに渡って路面はガタガタですのでご注意を!夏場は南南西の強風がDSC01312.jpg吹く上に路面状況も悪いのでかなりの難所です。また冬場の追い風の時はスピードは出ますが、振動が凍えた体にダメージを与えます。
2013年5月の『ツアー・オブ・ジャパン』では、この区間をどんな風に駆け抜けるのか楽しみにしていましたが、写真の通り何事も無かったように通り過ぎました。さすが百戦錬磨の強者たちです。


DSC05636.jpg(4)(5)の交差点の進行方向左側は、日曜日は門を閉じて封鎖していて車の出入りはありませんが、平日は勿論、祭日も全開なのでご注意を。そして(6)は大きな『大井税関前交差点』ですがここは(4、5)とは違い日曜日でも全開です。
この(6)(一番上の大きな写真)で『みなとが丘公園』の近くに戻って来ました。ここまでで約3.5km。乗り始めたばかりで不慣れな人はここで横断歩道を渡り同じコースを周回するか、この先ゆっくり休める緑地帯はなかなか無いので公園で休むのもいいでしょう。飲み物の自販機もありますし...。では、先を急ぎます。

DSC05706.jpgDSC05742.jpg(6)の交差点を過ぎると次の信号を左折して冷凍倉庫が建ち並ぶ『水産ふ頭』に入り、突き当たりを右折、しばらく直線でまた右折すると約5km地点です。(7)〜(8)の西向きの走りやすい広い道ですがここは左側に2箇所ほど倉庫の入り口があり、日曜でもトラックの出入りが多いので要注意です。とくに追い越して行ったトラックが直前で左折することもあるので気をつけて!

w05-ooi-jounann-burDSC05323ss.jpgそしてコースは『野鳥公園東』へと向い(8)を左折。ここからは『城南大橋』の登りです。勾配は2〜3%しかないのですが、向かい風や疲労時にはかなりキツい事もあります。しかし条件のいい時には54km/hが出た事もあります。が、その瞬間、大学の自転車部の若者に60km/hくらいで軽く抜かれてショックを受けました。という事で全長約600mの『城南大橋』、このレギュラーコースの唯一の登り下りです。

DSC05778.jpgそしてこの『城南大橋』の渡りきったさきの信号(10)が『9kmコース』と『11kmコース』の分岐点で、約6km地点です。2002年に『臨海トンネル』が開通するまでは、城南島海浜公園に行く車しか通らなかったので楽にUターンできたのですが、今ではここは『ゲートブリッジ』や『お台場』へと行き来する車が一般国道並みに通るので大変危険な場所のひとつです。
いまだに危険を搔い潜ってUターンするライダーがいますし、一端歩道で待機して信号が青になってから横断歩道を渡って折り返してゆくレーサーもいます。昔のなごりでか、地理に疎いのか、どうしてもここでUターン!と決めているようです。
このようなリスクなどを回避する意味でも、ここで左折する『11kmコース』が、断然お勧めです。実際には11.07kmあるので9周した上でコンビニでも寄れば走行距離が約100km、Uターンする『9kmコース』は11周しても99kmなので、距離を消化する上では精神的に楽ですし、風景の変化も増えます。

DSC06343.jpgw05-hanada-DSC06526.jpgとくに(10)のあたりは春には桜がとても美しく、思わず自転車を止めて見入ってしまうほどです。
またオプションとして(12)のエリア(青い点線)も走れば約1.5km上乗せになりますし、風向きによっては羽田空港に着陸する旅客機のダイナミックな光景を目の当たりに出来ます。だだしかなりの騒音なので、車が近づいても気づきずらいので、安全な路肩に止まって見てください!

w05-jounann-ooi-DSC05796.jpgそして(11)を右折して『臨海トンネル』の測道にはいります。ここまで来ればあと4km!(11)〜(13)はトンネルを高速で走って来た車と合流するので要注意です。速度超過が多いためにここでは、2周回に1回は白バイに捕まっている車がいます。またそれを避けるにも後方確認を忘れずに!ドライバーは警官と赤色灯に目を盗られて、自転車の存在は見ていませんから...。

また、この先(14)方面に向い『大田市場』の前を通り左折して『京浜大橋』経由で『京浜島』、『昭和島』を巡る全長20kmコースもあるのですが、色々とリスクが高いコースになるので、機会があったら紹介する事にして、とりあえず(13)を右折して、またすぐに左折して『城南大橋』に戻ります。ちなみに(13)(10)(C)で囲まれた三角地帯もベンチやトイレのある公園です。

DSC05811.jpgそして『城南大橋』を、今度は先程とは逆方向から登る事になります。基本的には同じような勾配ですが、どちらがキツいかというと、これが人それぞれで、距離や周りの風景でも感覚的に違うようです。自分としてはこの橋の勾配が、平地よりも得意なので大抵の場合、1周の中での最高速度はこの橋のどちらかの登りで記録されます。また下りの速度が思ったより出ないのがこの橋の特徴でもあり、それは古いコースの(3)の北部陸橋の下りも同様です。

DSC05824.jpgw05-ls-DSC07200.jpgそして『城南大橋』を渡りきって左折し先程来た道の延長線上にでます。ここは環七の起点で、コースはその測道を通り(16)を右にコーナリングして南部陸橋をアンダーパス。ここも『大田市場』出入り口の左からの合流があるので注意!そこ過ぎると50mくらい続く約3%の登りで、TOJの市民レースがあった頃は、ここが集団の前方に出やすいちょっとしたポイントで、練習中も疲れてくるとここが意外とキツかったりします。ここからがラストのストレートで『東京臨海高速鉄道』や『JR貨物』のヤードを左手に見ながら走ります。そして(17)の陸橋下を右折して、『みなとが丘公園』に戻って来ました。

DSC05834.jpgDSC05839.jpgDSC05516.jpgw05-ooi-minatogokaDSC07010.jpgこの『みなとが丘公園』では数人のライダーがひとときの休息をしたり、水道で水の補給をしたりしています。自販機やトイレや木陰のベンチもあり、たまにラテン系の楽団が練習をしていたり、緑も沢山あって都民の安らぎの場になっています。

w05-gakutai-DSC07076s.jpg以上が『大井埠頭練習コース』のな紹介でした。あなたも一度走りに来ませんか?
ちなみに日曜・祭日以外は本来の埠頭の姿を呈していて、トラックだらけで、ドライバーの皆さんの仕事の邪魔になるので自転車の走行はやめましょう!と、いうか実際には走行は不可能です。あしからず...。

《前編》から読みたい時はコチラ!


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DSC06756.jpg先日練習中にロードシューズのソールの部分が劣化により剥がれてしまい、11年ぶりに新しいロードシューズを購入しました。いざ買うとなると最新情報を全く知らない事にハタと気づいて、webで検索すると黒と銀と白の地味な物ばかり、長年全てを黄色で揃えて来た自分にとっては何ともビックリの世界!まぁとりあえずお店に行ってみようと思い、そこでまたいつも行ってる浜松町や上野のお店は、最近グッズ関係のラインアップが少ないなぁと、またまたハタと気づいたしまい、結局お店探しから......。

そして20年前に一度サングラスを買いに行った川崎の第一京浜国道(国道15号線)沿いの、昭和12年創業の老舗『ベックスイソヤ』をwebで見たら結構商品が豊富そうだったので早速訪ねてみました。
店員さんは知識が豊富で、しかも親切丁寧。最近のシューズ事情をしっかりと説明くださったので知識は万全に成ったのですが、商品はやはり白黒の世界でがっかりしていると、こともあろうに「第二京浜国道沿いの『Y'sRoad (ワイズロード)環八・R1号店』に行ってみては?」と、これまた親切にライバル店を教えてくださったので、急いで行ってみると、想像を遥かに超える規模のサイクルショップで、かなり広い売り場が1階から3階まであり、ちょっとしたホームセンターかオートバックス並みのお店でした。

店頭の専用駐車場に車を止め、店内に入りレジにいた店員さんに声をかけると、即座に対応してくれて、ラインナップしてある商品の立て板に水の説明をしてくれて、尚かつ御徒町の系列店に自分の希望の色とサイズの商品があるとの調べもつけて取り置きをしてくれたので、即座に出向いて購入した次第で...、『ワイズロード』と『ベックスイソヤ』は、今までのサイクルショップには無い迅速さと丁寧さで、こちらの希望を叶えてくれる素晴らしいお店でした。ベテランの自分でも色々教わって為になったので、初心者の方には特にお勧めのお店です。

DSC06804.jpgDSC06834.jpgDSC06758.jpgDSC06902.jpgそして購入した新しいロードシューズの『SIDI ジェニウス5フィット』ですが、『ワイズロード』で試着した瞬間、ベルトを締めずとも素晴らしいフィット感があり、購入後早速、大井埠頭で走ってみましたが、バランスのいい剛性感と引き足の時の遊びのなさに驚かされました。
今まで『LOOK』や『SHIMANO』のシューズを履いてきましたが、どうも足の形に合わず、『SIDI』でやっとぴったりフィットするシューズに出会えました。というのも自分は足が24.5cmと小さい上に、幅が狭く甲も低いので、シューズの中で足が動いて効率の悪いペダリングを余儀なくされていました。

しかしこのフィット性と剛性はマシンとの一体感をもたらし、実際に大井埠頭のロングコース1周11kmでアベレージ速度が約1km/hも高くなりました。走っていて一番感じたのは、シューズの甲のベルト部分が大きくしっかりしているて、無駄にくるぶしの関節を遊ばせないので、ペダルが下死点にある時の間接の角度を、360度どこにペダルが来ても保つことができてパワーロスが少ないことです。
決して大袈裟ではなく、シューズが変わっただけなのに、まるで違うマシンに乗ったかのような体感でした。30年以上も走っているのに今更ながらに、シューズの重要性を痛感した次第です。速く走るには軽くて高額なマシンに乗るより、まずはしっかりフィットするシューズです。...それともう一つ忘れてならないのは自分の体の減量!

DSC06887.jpgDSC06925.jpgDSC06935.jpgDSC06940.jpg購入したSIDI『ジェニウス5フィット』の箱の中には説明書と、SIDIのロゴマークのシールが入っていました。またシューズ本体には甲の基本的な高さの調整機能や、走りながらワンタッチでベルトを段階ごとに締めたり緩めたりできる機能もあってかなり便利です。そしてこのベルト周りのパーツと、靴底の踵のプラスチック製のパーツは破損した場合には取り寄せが可能とのことで至れり尽くせりです。
SIDI『ジェニウス5フィット』は足の幅の狭い方には絶対お勧めのロードシューズです。

『SIDI ジェニウス5フィット』は
【楽天市場】でも購入できます

w05-00038oii.jpg1983の春から大井埠頭でロードの練習を重ねて、今年で30年がたちました。上の写真は1987年10月に大井埠頭を走っていたら、偶然『千葉テレビ』の取材班に声を掛けられ、『最近の自転車ブーム』の取材ということで、缶コーヒー1本の出演料で取材に応じ、サービス精神満々で疾走しているところです。その日は平日で誰一人走っていませんでしたので、逃してなるものかとロケバスで必死に追いかけてきてのことでした。当時はヘルメットも競輪選手しか着用しておらず、ご覧の通り頭部が完全に無防備!マシンもクロモリの『チネリ・スーパーコルサ』でスプロケットはインデックス式の6段、サングラスは世界的に流行り始めた頃で、フランスのブルターニュの穴熊と称された英雄ベルナール・イノーが着用していた『ルディープロジェクト』、ウエアは当時大人気だったアメリカのグレッグ・レモンが所属していた『Zチーム』と、かなりナウい(?)出で立ちです......。ということで、今となっては貴重な一コマです。

w05-s-toj-003.jpg多くのライダーが1982年から1995年まで開催されていた現在の『ツアー オブ ジャパン』の前身、『東京国際サイクルロードレース』の開催がきっかけで日本のロードレースの聖地と言われるこの『大井埠頭』を、走るようになったようです。
自分もそれまでは、あのベルギーの自転車界の神様的存在のエディー・メルクスが東京オリンピックで走った皇居の周回コースを使っていましたが、貸し自転車に乗った子供達も多く、より安全な場所で走ろうということで、勝手ながら『大井埠頭』をホームコースに選択しました。
当時は後のバルセロナオリンピック代表にもなった『パルコチーム』の鈴木裕美子選手もチームメイトと疾走していたり、『サーティーワンチーム』などの実業団も、よく練習をしていました。

w05-050522ooi-finish.jpgその後も『東京国際サイクルロードレース』は大阪の『大阪国際サイクルロードレース』とともに5月後半の2週連続の日曜日に1995年まで開催され、翌年の1996年からは、大阪と東京との間にいくつかのステージを設け『ツアー オブ ジャパン(T.O.J)』が開催されるようになりました。
東京ステージでは、2010年までは当日の午前中に『市民ロードレース』が開催されていたので、自分も出走していました。ホームコースのレースだったので気合いを入れて臨んでいました。左上の写真はゴールスプリントで2位に入った...のではなく、ビリから4番目の人に追いつけずにビリから3番目でゴールしたところです。

w05minatogaoka-pa05431.jpg昨今は自転車の交通ルールも強化されていますが、反則のないように走れば、まだまだ大井埠頭は東京都内では練習には絶好の場所です。公園もコンビニ(3軒)もあるし最高です。
自分は大雨の日以外は、ほぼ毎日曜日50〜100キロの行程を周回しています。
1980年代にここを走っていたライダー達は現在ではほぼ見なくなりましたが、その当時の皆さん!若かりし頃を思い出して、また走ってみてはいかがでしょうか。出っ張ったお腹をへこましに来ませんか?
最近の若いライダーはマナーもいいし、ライダーとしての暗黙のルールも心得ているし、大学生のチームも含め集団走行のレベルも高くなって来ているので、人数は増えましたが、反って昔よりも安全に走れますし、当初の北部陸橋と南部陸橋をまわる9キロほどの周回コースとはちがい、城南島経由の11キロのコースなどもあるので変化に富んでいて走っていて楽しいと思います。仲間や友達も沢山できるし、仲間がいれば色々な練習方法でたのしめます。
そのうち、多くの大井埠頭のライダー仲間の紹介や、多彩な練習方法についても書いてゆくつもりです。お楽しみに!