DSC04363ssw05arassiro.jpg右の写真は、おめでとうのメッセージに添えるにはかなり地味な写真ですが、2007年5月27日(日)、ツアー・オブ・ジャパンの最終第7ステージの東京ステージでの新城幸也選手の写真で、当時は『NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ』に所属していて今となっては大変懐かしい写真です。
このときはが序盤にできた逃げグループから、最後ゴールスプリントを決め優勝したのですが、今までのこのステージでの優勝者は『東京国際ロードレース』の時代も含めて、その後ジロやツールで、良い成績をあげているので、今年あたりツールでの新城選手が楽しみです。

ちなみに、この写真の先頭のアクアサポーネの選手の後ろの、後ろの、また後ろ位にいる矢印で示した選手が新城選手です!過去のレースの写真を探したのですが、新城選手が映っているのはこれしかなくて残念です。

また、上空には羽田に着陸するJALのボーイング767と思われる旅客機が爆音を轟かせています。5月に入ると南風が吹いて空港への着陸ルートは大井埠頭の上になり、たぶんこの日も選手達は無線が聞き取りにくくて大変だったと思われす。

ということで、先程『ツール・ド・フランス』第1ステージが終了しました。ゴールが3km手前に変更になったり、また戻ったり、大落車が何度もあったりで、波乱のラスト10kmでハラハラしてしましたが、全員同タイム扱いで、新城は99位で無事ゴールしたようです。
とにかく目出たし目出たし...。

DSC06649ss.jpg5月26日(日)に開催された『ツアー・オブ・ジャパン'13 東京ステージ』で、ワインを楽しみながらレースを観戦いている人々を発見!

この東京ステージは、千代田区の日比谷をスタートして、品川区と大田区を跨ぐ大井埠頭周回コースの1周7キロを14周する平坦なレースで、逃げはでるものの最後まで集団はひとかたまり。
速度も速いので選手はアッというまに行ってしまい、サポートカーも通過した後は10数分間のブレイクタイム...。
...と、いうことで、こんな『ツール・ド・フランス』のような光景があちこちに見られます。コレを見ていると日本でもスポーツイベントが文化に成りつつあるのかなぁと感じます。Jリーグのサポーターの方々を見ていて、試合をイベントして心底楽しんでいる様は、とても羨ましかったのですが、自転車レースの世界でも『ジャパンカップ』の開催を契機に徐々に、いろいろ工夫をして楽しみながら観戦するファンが増えています。...そして勿論のこと写真の方々も選手が来た時は立ち上がって、大声援を熱く送っておられました。なにかとても心豊かさせられる光景でした。
DSC06604ss.jpg大井埠頭で30年前から開催された『ツアー・オブ・ジャパン』の前身の『東京国際ロードレース』の頃では、こんな優雅な光景は見れませんでしたし、交通規制をしている当局から「ここは歩道ですよ!」と、注意をうけていたでしょう。実際に、コーナーの立ち上がりで、しかもガードレールの内側の歩道で観戦しているだけで、「ここは危険ですから移動してください。」とよく注意を受けたものです。
今では主催者側もサポートする組織も観客も進化を遂げて良い時代に成りました。
来年も楽しみです!皆さんも色々と工夫をして観戦してみては?

ツール・ド・フランス100回記念大会をパリ・シャンゼリゼ通りで見よう!
航空券とホテルの予約は【海外予約 じゃらんnet】

DSC01470s.jpg5月26日(日)に開催された『ツアー・オブ・ジャパン'13 東京ステージ』で、『宇都宮ブリッツェン』の栗村 修 監督の熱狂的なファンと遭遇!
まるでジャニーズのコンサートに来たかのような出で立ちで、写真を撮らせてとの一言に快く対応してくれて、とても陽気ないい感じの『追っかけ』の方でした。
ちなみにこの応援グッズは友人が作ったとのことで多少照れていましたが、満更でもない様子で、周りの観客や大会スタッフもこの陽気さにつられて皆、笑顔のいい光景でした。
最近はこんなふうにレース観戦に一工夫する観客が増えて来ていて、日本のロードレースはどんどん面白くなって行きつつあります。
DSC01481s.jpg白熱したレースの、周回の合間の楽しみ方は十人十色で皆それぞれに盛り上がっていて良いレースでした。
レース現場がが面白くなれば、選手や大会の知名度も上がり、親に連れられて来ていた子供達も「カッコいい!」と憧れて、将来より強い選手が出てくると期待できます。楽しみでたまりません!

DSC01297ss.jpgところで栗村修 氏といえば、ヨーロッパでプロ選手として活動し、帰国後は『ミヤタスバル レーシングチーム』で活躍、後にその監督となり『スキルシマノ』のコーチ兼広報を経て、現在『宇都宮ブリッツェン』の監督という、素晴らしい経歴の持ち主で、今では『ツール・ド・フランス』や『ジロ・デ・イタリア』などのJスポーツ(CS・BS)のレース中継には欠かせない名解説者としても不動に地位を築き、特にナビゲーターのサッシャ氏(DJ)とのコンビは、日本のスポーツ中継の最高峰のテンポと面白さが特徴で大人気の監督なのです。
そんな監督だから『追っかけ』がいても可笑しくはないのですが...。今回は上から3枚目の写真の中央の赤いボンネットのオリジナルのチームカーで疾走していました。
それにしても監督にも『追っかけ』がいるなんて、楽しい時代になりました。

w05-main-ooi-tkr041.jpgのサムネイル画像2013年も恒例の『ツアー・オブ・ジャパン』の時期が近づいて来ました。5月19 日(日) 堺ステージから26 日(日)の東京ステージ、全6ステージで開催されます。
自分は東京ステージの大井埠頭周回コースに観戦に行く予定です。

去年は我が母校である日本大学出身で愛三工業の西谷泰治選手が、ゴールスプリントを制してステージ優勝しましたが、今年はどんな展開になるか楽しみです。ちなみに2007年には現在『ユーロップカー』で走っている新城幸也選手がやはりゴールスプリントで勝っていて、この年は大阪ステージで、当時の『NIPPO-梅丹本舗』チームメイトだった現在『サクソ・ティンコフ』所属の宮澤崇史選手もスプリントを制しています。

そんな今年も楽しみな『ツアー・オブ・ジャパン』ですが、その前身は1982年に始まった『東京国際ロードレース』でした。上の写真は当時のレースの模様で、大井埠頭の北部陸橋に向かうストレートを、選手達が終盤の攻防に向けペースを上げているところです。例年レース展開は、ほとんど同じでこの時も5〜6人のエスケープが決まって、終盤に大集団が追いかける展開でした。
しかし、この頃はまだヘルメットの着用義務もなくほぼ全員、カスクという合成皮革などで作られた防具を着用しており、一見頭部が相撲の行司さんの様にも見えます...。そして一番手前の白いヘルメットを冠った選手は、プロの競輪から抜擢された選手と思われます。
そしてマシンもまだ100%鉄(クロームモリブデン)製で、ビンディングペダルは普及し始めていましたが、ブレーキワイヤーはハンドル上でアーチを描いているし、総重量は9キロ台が普通でした。しかしこの20数年で自転車は劇的に進化し、軽くて乗りやすくなりました。

w05-s-M04972.jpg話は戻りますが、現在の『ツアー・オブ・ジャパン』のコースは上の写真の位置よりもっと南側の交差点をUターンするコース(写真左)を使っていますが、『東京国際ロードレース』の頃は北部陸橋を上り切ったところの交差点でUターンしていたのと、南の端も南部陸橋を登って降りた先でUターンしていたので、多少の起伏があり特に終盤の北部陸橋では多くの選手が振るい落とされ、レース展開にも今より変化がありました。

w05-s-2012TOJ-ooi.jpg『ツアー・オブ・ジャパン』も当初は城南大橋を渡って左折した先でUターンをしていたので多少の起伏はあったのですが、ここ数年のコースは南部陸橋の測道あたりで、ほんの少々起伏があるくらいで、変化に乏しく高速ステージとなっていて、益々逃げが決まらないレースになっています。
尚、左の写真は2012年の『ツアー・オブ・ジャパン』のレース中盤に北側のUターンの立ち上がりで、誰か受け取ってくれないかなぁ...と、補給食のバナナを差し出してみた一コマですが、全員無視!それは高速レースだったため受け取れなかったという訳ではなかったようです...。やはり怪しい知らないおじさんから物はもらわないようです......。

『ツアー・オブ・ジャパン』のグッズや
過去の記事が載った雑誌は【楽天市場】で購入できます