DSC02150ss.jpgこの写真は、九州を横断する久大本線の由布院駅、1番ホームの久留米方面にある足湯に浸かって撮影した少しだけ珍風景でのどかな光景の一枚です。
1985年の10月に訪ねた時は、なんの変哲もない国鉄の駅だった由布院駅でしたが、20年以上たって再び訪ねてみて、その変貌ぶりにびっくり!

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とてもモダンな今の新駅舎は1990年に完成し、この足湯は2003年の10月10日に開設したそうです。
駅の切符売場で160円を支払い、タオル付のチケットを購入して早速、駅の1番線ホームに入場。意外にも広いスペースで、10人以上は入れるゆったりとした佇まいで、実際に浸かってみると、のどかな湯布院の風景が広がり、目の前には何本ものレールもあり、小鳥のさえずりとそよ風とお湯の音だけしか聞こえない理想的な癒しの空間で、時間があれば1日中過ごしたい乙な足湯でした。

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DSC02123ss.jpgDSC02127ss.jpg湯布院には素晴らしい温泉や名旅館が数々ありますが、この由布院駅の足湯にも湯布院を訪れた際には、ぜひ立寄ってみてください。
お勧めの風光明媚ポイントです。

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DSC00865ssss.jpgこの一枚の写真を見て、ここが何処だかすぐにわかる方は、今やかなり多いのではないかと思います。
そう、ここは、九州大分県は湯布院の御三家の宿のひとつ『亀の井別荘』のロビーからの風景なのです。

自然をいかした素朴な佇まいの庭と、深呼吸したくなる空気、そしてテーブルの上のウェルカムのお茶とお菓子。この空間に身をおくだけでも『亀の井別荘』に来て良かったと思わせます。

訪れたのは2009年6月1日、梅雨入り直前の爽やかな晴天の日でした。その前に湯布院を訪れたのは1985年の10月で約24年ぶりでしたが、JR由布院駅をはじめとして『湯の坪通り』も見違えるように、様変わりしていて驚きました。1985年当時は旅雑誌や女性誌で湯布院の良さが取り上げられ始めた頃で、実際には観光客も疎らで、お土産屋も数件の本当に静かな温泉郷でしたが、今は日によっては『湯の坪通り』あたりは東京の原宿のようです。

それでも目抜き通りを一歩はずれると、昔と変わらぬ豊かな自然と癒しの静寂があり、良い温泉郷の趣は変わらぬままでした。
前回はこれも御三家のひとつで老舗旅館の『玉の湯』に宿泊して、とても大満足だったので、今回はもうひとつの御三家『亀の井別荘』に宿泊しました。

DSC09569sss.jpgDSC01186ss.jpgDSC00909sss.jpgDSC00035ss.jpgこの『亀の井別荘』も期待以上の良い旅館で、駅からタクシーに乗って門の前に到着するや否や、係の人が出迎えに来て、旅行バッグを持ちエントランスに誘導してくれて、最初から至れり尽くせり。そして手入れの行き届いた庭、ウェルカムのお茶とお菓子でくつろげるロビー、落着ける客室、地元の美味を楽しめるレストラン、庭に囲まれたガラス張りの大浴場や露天風呂など全てに於いて、もてなしの心が行き届いていて最高の一泊となりました。

DSC00580s.jpgDSC09914.jpgw02-kamenoi-dinner02.jpgw02-kamenoi-dinner.jpgこの『時を忘れてしまいそう』な、とっておきの癒しの空間は湯布院ならではのもので、ほかの温泉街ではなかなか味わえません。逆の言い方をすれば、この街は娯楽施設がほとんどなく、それを目当ての方にはお勧め出来ないということです。
とにかく、湯布院はのんびりとした時間を楽しみながら、心を癒す温泉郷なのです。

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DSC09381ss.jpgJR九州は趣向を凝らした観光列車の宝庫。『ゆふいんの森』『あそぼーい!』『A列車で行こう』『九州横断特急』『SL人吉』『いさぶろう・しんぺい』『はやとの風』『指宿のたまて箱』『海幸山幸』と、どれも魅力あふれる列車ばかりです。
上の写真は2009年6月に気動車特急『ゆふデラックス』の前方パノラマウインドーから見た田主丸駅での大分発特急『ゆふいんの森』との列車交換の風景です。この展望席は人気が高く予約が取れない状態でした。しかしその『ゆふデラックス』はこのあと2011年1月で惜しまれつつ運転を終了しましたが、2011年6月からは内外装ともリニューアルして、豊肥本線の熊本〜阿蘇〜宮地間を観光特急「あそぼーい!」号として活躍しているようです。

九州新幹線が開通した今でも、JR九州は比電化区間が多く観光路線も気動車の列車が中心で、決してスピーディな旅行ができる訳ではないのですが、それを逆手に取って、のんびりと旅行を楽しむための工夫を車輌に施し、鉄道の旅の付加価値を上げている点が好感の持てるところです。

DSC09305ss.jpgDSC09376ss.jpgDSC09332.jpgこの『ゆふデラックス』もその例外ではなく、北海道で活躍してきたキハ183系をベースに設計された先頭車輌は、運転席を屋根裏部屋の様な場所に設け、最前列にパノラマウインドーを設置した展望室が最大の特徴で、風光明媚な九州の旅を満喫できる仕掛けになています。
またこの展望室と一般席の間には、和のテイストをいかした洒落たパーテーションがあり、開放感と落着いた雰囲気を演出しています。
DSC09322.JPGDSC09326.jpgDSC09339.jpgDSC09341.jpgDSC00834.jpgDSC09569ss.jpgこの日は『長崎ハウステンボス』から湯布院へ向かうために鳥栖駅からの乗車でしたが、車内で『中央軒』の『かしわめし』や『焼麦弁当』を食べながらのんびりと風景を堪能しました。
そしてこの日の宿泊は『湯布院御三家』のひとつ『亀の井別荘』。金鱗湖畔に程近い林の中のゆったりとした空間で、のんびりと過ごしたお話はまたの機会にご紹介します。

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