DSC02290ss.jpg歴史と伝統と観光のの街 金沢。そのほぼ中心で観光の拠点にはもってこいのローケーションに佇むのが、大正ロマンの風情を満喫できる小粋なホテル『金沢白鳥路ホテル』です。

来年(2015年)、春に北陸新幹線が開通し便利になり、ますます旅行客が増えて多くの名所が混雑することでしょう。なのでその直前の秋の行楽シーズンを見逃すわけにはいきません。金沢は多くの名所がありが、それぞれ徒歩や100円均一料金の周遊バスで回れるのが魅力で、その中心地ある『金沢白鳥路ホテル』も絶対に見逃せない存在です。

DSC01987ss.jpgDSC01974ss.jpgDSC02296ss.jpg金沢駅からタクシーやバスでも約5分、手荷物が少なければのんびり街を散策しながで散歩気分で歩いても約25分で到着します。
エントレンスからロビーに入ると、そこは建物の見た目とは全く違う別世界。館内の大正ロマン溢れる装飾と厳かな雰囲気に圧倒されます。少し大きなビジネスホテルなのかなぁ?なんて思って入ったら、もうビックリ! 腰が抜けます。
そして丁寧な応対で出迎えてくれたフロントでチェックインをすると、すぐに豪華なロビーのゆったりした椅子に座って『ウェルカムドリンク』を楽しんで大正ロマンを満喫。この時は、自分は金箔入りのアイスコーヒーで、連れ合いは『諸江屋』の落雁『花うさぎ』付の抹茶セットをセレクトして大満足でした。そして部屋に向かう廊下や室内もすべて大正の雰囲気が溢れていてホテル全体で最高の『おもてなし』を受けました。

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DSC01979ss.jpgDSC01984ss.jpgDSC01966ss.jpg秋から冬にかけては日本海側は美味しい海の幸の宝庫!特に北陸地方はズワイガニ・コウバコガニ・甘エビ・ブリ・サバ・スズキ・真鯛・カマス・アンコウ・タラ・ヒラメと枚挙に暇がありません。しかも名物の『のどぐろ』は一年中脂がのって美味しいし、日本酒も美味!
その美味しい食材が目白押しの北陸の中でも金沢はまた別格です。もてなす心と美食を知り尽くし名店、名旅館の数々。またその気取らない風情も魅力のひとつです。この街は老舗料亭から小さな食堂まで、多くのお店が『おもてなしのこころ』で迎えてくれます。『金沢白鳥路ホテル』もそんな『おもてなしの心』で宿泊客を迎えてくれるホテルのひとつです。

DSC01701ss.jpgDSC01743ss.jpgDSC01803ss.jpgDSC08241sss.jpgDSC02154sss.jpgDSC02010ss.jpgDSC02011ss.jpgDSC01949ss.jpgDSC02255ss.jpgDSC02260ss.jpgDSC02261ss.jpgDSC02270ss.jpg

この時は2泊して、2泊めの夕食と3日めの朝食バイキングでレストランを利用しましたが、質も値段も申し分なく、満足度の高い料理でした。
北陸新幹線が開業すると、北陸本線の特急も激減してしまうでしょうから、この秋が在来線の特急列車でのんびり旅するラストチャンスです。初めて金沢に行く人にとっては、とくにこの立地の良くて、しかも寛げる『金沢白鳥路ホテル』が最高だと思います。

DSC02276ss.jpgDSC02283ss.jpg尚、『金沢白鳥路ホテル』は駐車場は50台分あるので、レンタカーを借りてあちこち回るのにも便利です。
と、いうことであらゆる条件を比較してみても『金沢白鳥路ホテル』は、金沢の旅には絶対お勧めのホテルです。

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DSC00865ssss.jpgこの一枚の写真を見て、ここが何処だかすぐにわかる方は、今やかなり多いのではないかと思います。
そう、ここは、九州大分県は湯布院の御三家の宿のひとつ『亀の井別荘』のロビーからの風景なのです。

自然をいかした素朴な佇まいの庭と、深呼吸したくなる空気、そしてテーブルの上のウェルカムのお茶とお菓子。この空間に身をおくだけでも『亀の井別荘』に来て良かったと思わせます。

訪れたのは2009年6月1日、梅雨入り直前の爽やかな晴天の日でした。その前に湯布院を訪れたのは1985年の10月で約24年ぶりでしたが、JR由布院駅をはじめとして『湯の坪通り』も見違えるように、様変わりしていて驚きました。1985年当時は旅雑誌や女性誌で湯布院の良さが取り上げられ始めた頃で、実際には観光客も疎らで、お土産屋も数件の本当に静かな温泉郷でしたが、今は日によっては『湯の坪通り』あたりは東京の原宿のようです。

それでも目抜き通りを一歩はずれると、昔と変わらぬ豊かな自然と癒しの静寂があり、良い温泉郷の趣は変わらぬままでした。
前回はこれも御三家のひとつで老舗旅館の『玉の湯』に宿泊して、とても大満足だったので、今回はもうひとつの御三家『亀の井別荘』に宿泊しました。

DSC09569sss.jpgDSC01186ss.jpgDSC00909sss.jpgDSC00035ss.jpgこの『亀の井別荘』も期待以上の良い旅館で、駅からタクシーに乗って門の前に到着するや否や、係の人が出迎えに来て、旅行バッグを持ちエントランスに誘導してくれて、最初から至れり尽くせり。そして手入れの行き届いた庭、ウェルカムのお茶とお菓子でくつろげるロビー、落着ける客室、地元の美味を楽しめるレストラン、庭に囲まれたガラス張りの大浴場や露天風呂など全てに於いて、もてなしの心が行き届いていて最高の一泊となりました。

DSC00580s.jpgDSC09914.jpgw02-kamenoi-dinner02.jpgw02-kamenoi-dinner.jpgこの『時を忘れてしまいそう』な、とっておきの癒しの空間は湯布院ならではのもので、ほかの温泉街ではなかなか味わえません。逆の言い方をすれば、この街は娯楽施設がほとんどなく、それを目当ての方にはお勧め出来ないということです。
とにかく、湯布院はのんびりとした時間を楽しみながら、心を癒す温泉郷なのです。

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DSC09381ss.jpgJR九州は趣向を凝らした観光列車の宝庫。『ゆふいんの森』『あそぼーい!』『A列車で行こう』『九州横断特急』『SL人吉』『いさぶろう・しんぺい』『はやとの風』『指宿のたまて箱』『海幸山幸』と、どれも魅力あふれる列車ばかりです。
上の写真は2009年6月に気動車特急『ゆふデラックス』の前方パノラマウインドーから見た田主丸駅での大分発特急『ゆふいんの森』との列車交換の風景です。この展望席は人気が高く予約が取れない状態でした。しかしその『ゆふデラックス』はこのあと2011年1月で惜しまれつつ運転を終了しましたが、2011年6月からは内外装ともリニューアルして、豊肥本線の熊本〜阿蘇〜宮地間を観光特急「あそぼーい!」号として活躍しているようです。

九州新幹線が開通した今でも、JR九州は比電化区間が多く観光路線も気動車の列車が中心で、決してスピーディな旅行ができる訳ではないのですが、それを逆手に取って、のんびりと旅行を楽しむための工夫を車輌に施し、鉄道の旅の付加価値を上げている点が好感の持てるところです。

DSC09305ss.jpgDSC09376ss.jpgDSC09332.jpgこの『ゆふデラックス』もその例外ではなく、北海道で活躍してきたキハ183系をベースに設計された先頭車輌は、運転席を屋根裏部屋の様な場所に設け、最前列にパノラマウインドーを設置した展望室が最大の特徴で、風光明媚な九州の旅を満喫できる仕掛けになています。
またこの展望室と一般席の間には、和のテイストをいかした洒落たパーテーションがあり、開放感と落着いた雰囲気を演出しています。
DSC09322.JPGDSC09326.jpgDSC09339.jpgDSC09341.jpgDSC00834.jpgDSC09569ss.jpgこの日は『長崎ハウステンボス』から湯布院へ向かうために鳥栖駅からの乗車でしたが、車内で『中央軒』の『かしわめし』や『焼麦弁当』を食べながらのんびりと風景を堪能しました。
そしてこの日の宿泊は『湯布院御三家』のひとつ『亀の井別荘』。金鱗湖畔に程近い林の中のゆったりとした空間で、のんびりと過ごしたお話はまたの機会にご紹介します。

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web002kenroku-mainDSC01827ss1.5.jpgもう幾度となく訪れた金沢ですが、2008年(平成20年)の2月に訪れたときは連日の雪模様で、久々に冬の金沢の風情をじっくりと堪能することができました。

上の写真は日本三大名園のひとつ『兼六園』の霞が池を背景にした徽軫灯籠(ことじとうろう)の絶景。
あまりにも有名な風景で、金沢を紹介する時の定番の一コマですが、この日は近年にない美しい雪の積もり方だった様で、特別な一枚になりました。

北陸新幹線が2015年(平成27年)春には金沢までの開業予定とのことなので、首都圏からはより近くなり、また乗り継ぎもなく便利になります。

web_01_kiji_main_kiha82.jpgDSC08241.jpg上越新幹線もなかった頃は、上野から『特急はくたか』で、そのもっと前は、信越本線と北陸本線を直江津経由で『特急白鳥』にて碓氷峠の難所を乗り越えて行ったもので、時間が掛かるのが当たり前、駅弁を食べたり、食堂車に行ったりと、のんびりとしたものでしたが、それはそれで良い旅の思い出でした。

ということで、在来線の特急があるうちに『はくたか』で、もう一度金沢へ3泊4日の旅に出てみました。

しかし何度訪れても、行くたびに「いい街だなぁ」と思えて、春夏秋冬どの季節に訪れても、それぞれに楽しめるところが金沢の良いところです。
元々昔から『おもてなし』の心が根付いている風土ですが、近年は金沢駅が新しくなり観光客を迎い入れるにふさわしい顔となっており、21世紀美術館も開館し、近江町市場がリニューアル。また、安価な乗車料金の周遊バスも充実し、多くの近代的な商業施設や宿泊施設も出来、それに町並みや歩道もきれいに整備されて『おもてなし』の態勢は国内最高峰といえます。

web002-kanazawa-DSC06271.jpgweb002kanazawa-busDSC05826.jpgDSC08822.jpgこの時は半分仕事でしたので宿泊したのは片町のビジネスホテル『アパホテル』だったのですが、ベッドに置かれた浴衣の上には千代紙の折り鶴がそっと置いてあり、ちょっとした老舗旅館のような風情でした。この片町の『アパホテル』は金沢の目抜き通りの『百万石通り』に面していてとても便利で、香林坊や犀川も近く立地の良いところにあり、この日は団体客が大勢宿泊していましたが部屋は静かでとても良いホテルでした。そして何よりも気に入ったのは、最上階に露天風呂付きの大浴場がある事で、雪の舞う中、こんな繁華街のど真ん中の天空露天風呂でゆったりくつろげるとは、なんとも最高の気分でした。

そして金沢といえば美味しい食べ物の宝庫。今回はテレビや雑誌で見たことがある場所を中心に食べ歩いてみました。まずは金沢駅『百番街』の『季節料理 おでん黒百合』で金沢の味、治部煮を定食でいただき、香林坊にほど近い柿木畠にある『酒と人情料理・いたる』では、冬ならではの『ぶりしゃぶ』や『蓮蒸し』を食べ、金沢名物の『ハントンライス』は片町の洋食の有名店『グリル大塚』で、そして新鮮な海の幸が楽しめる『別館 玉 いきいき亭』で寒ブリや白子に舌鼓を打ち、長町武家屋敷通りにある『加賀生麩処 茶庵』で麩まんじゅうでお茶をして、近江町市場の上通りの『大松水産』のカウンター席で海鮮丼・焼き牡蠣・あら汁を、また市場内の回転寿司『大倉』では、のどぐろや白エビのにぎりを味わい、これもまた近江町市場内の『近江町コロッケ』で甘エビのコロッケを買い食いして、片町にある和食・郷土料理の店『おいでまっし 旬の膳』 でも『蓮蒸し』や『寒ブリのお造り』、『生湯葉の海鮮巻き』などを楽しみ、ひがし茶屋街の『森八茶寮』ではじっくりと和菓子の神髄を堪能。

DSC08343.jpgDSC01799.jpgDSC00686.jpgDSC00104.jpgDSC00495.jpgDSC08947.jpgDSC09162.jpgDSC00510.jpgDSC00513.jpgDSC09272.jpgDSC01903.jpgDSC00027.jpgDSC00038.jpgDSC00054.jpgDSC00016.jpgDSC00092.jpgDSC00125.jpgDSC00197.jpg

本当にどれもこれも絶品の美味ばかり!それでも金沢の美味しいものを、ほんのひとかじりしたに過ぎないので、何度も足を運んで食べ尽くしたいと思っています。

金沢の旅はまだまだ風光明媚がたくさんあるのでこれからもご紹介します。

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matsue_yuuhiDSC00623.jpg山陽新幹線、岡山駅から伯備線、山陰本線を経由して出雲駅を結ぶ、特急『やくも』を松江で途中下車して、夕陽の絶景ポイントとして名高い宍道湖畔にて撮影した一枚の写真です。

適度に薄い雲があって、夕陽が乱反射して、絶妙な色合いの夕焼けでした。2008年の8月の末でかなり熱い日でしたが、東京とは違い空気に澱みが無く、湿気も少なく心地よい一日でした。

matsue_tokkyuu_yakumoDSC07298.jpg久々に乗った381系でしたが、1970年代に中央本線で特急『しなの』で乗った時よりもかなり乗り心地が悪かった印象です。振り子式車輌なので確かにカーブでの速度が高いのですが、乗り心地よりも速度を優先した設計なのか、かなり左右にGが掛かっていました。乗った車輌の製造年は確認しませんでしたが、少しヤレているようです。

今回はグリーン車しかチケットが取れなかったので、キロ381の初乗車となったのですが、騒音はかなり大きく、特に台車の軋み音が心配になるほど大きく不安になりました。そして車体の重心を下げるために設置せざるを得なかった窓側の席の、エアコンのダクトはなんとも邪魔で、高額なグリーン料金に見合わない足下空間で、1960年代に雑誌の掲載写真で見た試作車の域を脱していない感じのシロモノでした。
しかしこれもご愛嬌で、この欠点だらけの作りも国鉄時代の無骨な研究開発の情熱が感じられ、味わいがあるのも確かです。ただ鉄道好きではないお客さんのことを考えると、より上の快適性が必要です。

matsue_syuuyuu_busDSC07329.jpg今回松江駅には初めて降り立ちましたが、駅周辺は綺麗に整備されているし、周遊バスも整備されているし、どこを歩いてもゴミひとつとして落ちてないし、風景は美しいし食べ物はどこで食べても美味しいし、とても好感度の高い街でした。そしてそんな好印象を決定づけたのは、やはり地元住民の人柄でした。着いてすぐに駅前の観光案内所に立ち寄り、紹介してもらったお店に昼食しに行こうとして途中で道に迷っていると、通りすがりの日傘をさしたまだ若い妊婦さんが、親切に声をかけてくれて丁寧に道を教えてくれたのです。見知らぬ他人には関わらない風潮の東京では有り得ないことなのでジワッと感動してしまいました。そのほかの出会った人々も皆さん物腰が柔らかくとても良い感じでした。

matsue_minami_ryokanDSC08436.jpgmatsue_sinnjiko_minamiDSC07716.jpgそしてこの日の宿泊先は名宿『皆美館』。ほかの旅館やホテルの予約がいっぱいだったので、やむを得ず一泊3万円もするこの『皆美館』に宿泊したのですが、これがまた感動!風光明媚な眺望、美味しく豪華な夕食と朝食、そしてもてなしの心。どれをとっても満点!この『皆美館』については、また詳しくお伝えしようと考えています。とにかく特急『やくも』で着いた先は、癒される街でした。松江への旅、お勧めです。

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